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ミッシェル・アンリ <パリのセーヌ川> 油彩8号F

ミッシェル・アンリ <パリのセーヌ川> 油彩8号F

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2005年作品 

セーヌ川の右の岸辺にコンシエルジュリーの円筒形部分と円錐形の屋根が見える。セーヌ川の中州にシテ島があり、コンシエルジュリーはシテ島の岸辺に建つ歴史的な建築物だ。10世紀頃カペー朝の時代に王宮として建てられたが、14世紀にヴァンセンヌ城に王宮が移った後、フランス革命時以降は裁判所や牢獄として使われ、王妃マリー・アントワネットもここに投獄された。現在は世界文化遺産に登録され観光客に公開されているが、一部は裁判所として使われている。手前の橋は、ポン・ヌッフ橋、新しい橋の意味だ。ポン・ヌッフ以前の橋はその両側に建物が建ち、商店になっていた。橋は最も交通量の多い道なので、物を売るには最適な場所だった。今も、フィレンツェにいくと、ヴァッキオ橋の両側に商店が立ち並んでいる。このポン・ヌッフは建物の立たない新しいスタイルの橋として16世紀作られてた。それが名前の由来だ。しかし今ではパリで最古の橋である。明るい色のさくらんぼうが手前に白い皿に盛られ、その両サイドにもサクランボが明るいく透明感のある赤で描かれてフレッシュな感じを与えている。空もセーヌの水面もピンクとヴァイオレットで描かれている。「la vie en rose,パラ色の人生」という有名なシャンソンがあるが、サクランボが出回る頃のロマンチックなバラ色のパリである。コンシエルジュリーができた頃、日本は平安時代、ポン・ヌッフが出来た頃は、安土桃山時代、織田信長の時代だ。ロマンチックなローズ色の空とセーヌの水面を身ながら、遥か昔からヨーロッパの都として栄えているパリの歴史に思いをはせたい。

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